エネルギーと環境について考える
エネルギーに関する理解を深めていただくため、気象予報士の蓬莱大介氏をお招きし、鳥取県米子市で「気候変動の時代 地球温暖化とエネルギー問題を考える」と題して、エネルギー講演会を開催しました。
蓬莱氏は、今の急速な地球温暖化は、化石燃料を燃やした時に出る二酸化炭素などの温室効果ガスが急激に増えていることと深い関りがあると説明され、これまでは地球の資源を使って文明を発展させてきたけれども、これからは地球の資源を守りながら快適な生活を送っていく時代にする必要があるとお話しされました。
エネルギーについては、発電時に二酸化炭素を排出しない太陽光や風力などの自然のエネルギーは、天候に左右され不安定であること、また蓄電池は技術面・コスト面でまだまだハードルが高いことから、地球温暖化にブレーキをかけることを意識しながら、火力・原子力・自然のエネルギーをバランスよく組み合わせていくことが大切だと述べられました。
また、近年、これまでにない猛暑や大雨災害などが発生しており、警報が出た時点で考えを災害モードに切り替えることが必要だとお話しされました。また、自分が住んでいる地域のハザードマップを家族で確認したり、防災グッズを整えておくなど、日頃からの備えが大事だとお話しされました。