2030年度のエネルギーミックス(エネルギー源の構成比)を盛り込んだ「長期エネルギー需給見通し」が平成27年7月16日に決定されました。エネルギーミックスの数値目標は、平成26年4月に改定された「エネルギー基本計画」では提示が見送られていたものです。
 2030年度に向け、需要面では、徹底した省エネルギーを進めることでエネルギー消費量を抑える一方、供給面では「一次エネルギー自給率の改善、電力コストの低減、欧米に遜色のない温室効果ガス削減目標」を狙いとして、一次エネルギー供給における構成比を「石油30%、LPG3%、石炭25%、天然ガス18%、原子力11~10%、再生可能エネルギー13~14%」とし、発電電力量では「再生可能エネルギー(水力を含む)22~24%、原子力22~20%、LNG27%、石炭26%、石油3%」を目標として示しています。

 平成27年7月17日には、2030年度の温室効果ガス削減目標が決定されました。エネルギーミックスとの整合性や技術面・コスト面などを考慮して、実現可能な目標として示したもので、2030年度の温室効果ガス排出量を「約10億4,200万トン」、率では「13年度比で26.0%削減(05年度比で25.4%削減)」としています。平成27年末のCOP21(国連気候変動パリ会議)に先立って、「日本の約束草案」として国連事務局に提出されました。
 今後は、2つの目標を実現するよう、徹底した省エネルギーやエネルギー源の多様化などに国を挙げて努力していくことが大切です。